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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

自他を救う方法

「私」への執着と、「もの」への執着を両方断じる。そうすれば、自分の悟りと、他を救うことが同時に達成される、と考える立場があります。 『真言宗読本』教義編に、「人は周囲と無関係に存在するものではない、 呼吸一つとって考えても分る。 人は植物の...
精進料理

ぬか漬けと佃煮

妻がぬか床をリフレッシュして、冷蔵庫保存に変えました。夏仕様。 スイカ、きゅうり、なす 出汁を引いた後の昆布と椎茸は、純米酒で柔らかくしてから、醤油で締めます。 まだ日中は暑いですが、朝晩冷えてきたので、陰陽を秋向けにします。時間、火、塩の...
仏教と密教

南無大師遍照金剛の唱えかた

暑い時、水分より野菜や果物のカリウムのほうが身体を冷ます、と僕は考えています。 それはさておき、『般若心経秘鍵』からいくつか引きます。 「無辺の生死しょうじ、何んが能く断つ 唯だ禅那ぜんな正思惟しょうしゆいのみ有ってす」(いつまでも続く迷い...
仏教と密教

迷いの私、真実の私

私は、色・受・想・行・識の五蘊が仮に集まって、仮に生じたと考えます。 私という実体は無い。無いものを有ると思うから、迷い苦しみが生じます 私は、実際には無いけれど、仮にある、そう考えます。 肉体はありますが生じては滅するもの。だから、これも...
仏教と密教

本来みな慈悲深い

真言宗は如来蔵(tathāgata-garbha)の立場です。僕らは、迷い愚かさ執着にまとわれているけれど、本質的には、自性清浄の如来となる本性を蔵している。 泥中からはえて、泥に染まらない蓮華みたいなもの。仏性とほぼ同義。 なので、すでに...
精進料理

水分を食べる

ご飯には、お米とほぼ同量の水分が含まれています。麺類も水分いっぱい。 味噌汁やスープは、塩分と熱のある水分。 旬の野菜は水分のかたまり。煮物漬物にすれば、たくさん食べられて、繊維もいっぱい摂れます。 そうして、滋養があって、お腹を冷やさない...
仏教と密教

今日もいい天気

大空は大きく広い。何にも染まらず、何にもこだわらず、ここからここまでなどと分別が無く(それが空)、すべてを包み込んでいる。心と同じ。 青い空、緑の山を見ると、心が落ち着く。赤く染まる夕焼けも美しい。 ところで、この色は鮮やかだなあ。 お布施...
精進料理

あぁ、おいしかった

畑のミニトマトを摘んでポイッと口に入れる。とてもおいしい。この時期、トマトは水替わりです。 旬の固い桃が届いて、冷やしてむいて、ひとくち。ああ、おいしい。毎年、8月第一週だけの味。 同級生が、お昼にチタケうどんをたらふく食べて、ああ、おいし...
仏教と密教

理趣経散策

『理趣経』にはいくつかの種類がありますが、真言宗で常用しているのは、不空三蔵訳の『大楽金剛不空真実三摩耶経 般若波羅蜜多理趣品』金剛頂経十八会中第六会の部分訳。   曼荼羅諸尊の悟りの境界が説かれています。宇宙の真理を見るものと、見られる宇...
仏教と密教

しあわせのイメージ

世界の全ては仏(悟り)の現れで、世界のすべての音は仏の説法(サイン)、という立場なら、そこから生じた心は仏の心。誰の心も仏の心。 イメージしましょう。思うもの、考えるものは、すべて心の中にあります。心に中に無いものは思考できません。ですから...