6月の精進料理
ミリンダ王の問いと覚鑁さん
『ミリンダ王の問い』(Milinda Pañha:『ミリンダ王問経』『那先比丘経』)という経典があります。紀元前2世紀ころ、インドにも勢力を広げていたギリシャのミリンダ王と、インド人の比丘ナーガセーナ長老の問答。東西の思想が交流し、読みなが...
7月の精進料理
夏野菜リゾット ごまだれそうめん ピーマンご飯詰め 夏野菜スープ 塩もみ 夏野菜寒天寄せ なす田楽 なす 湯葉 炊き合わせ なす利休揚げ お布施ボタン
アボカドとキウイを調べる
穀菜食の舎メールサービス 2021.6.30 〇アボカドとキウイを調べる お布施ボタン
合掌
合掌は、お願いのポーズゴメンゴメン、と謝罪のしぐさ。 元々は敬礼作法。礼拝、挨拶の姿。右手が 仏、智慧(悟り、ゴール、自心を知ったレベル)左手は衆生、禅定(トレーニング、自心を観察する) この両手が合一するのは、仏と衆生融会の姿、すなわち成...
夢
「この身の脆きこと泡沫のごとく 吾が命の仮なること夢幻のごとし」 (『性霊集』第八 78) 『釈論』に五種の言説が説かれ、その中に夢言説むごんぜつがあります。 『弁顕密二教論』果分可説のところから引きます。「夢の言説とは もと過去に受用し...
ジャスミン
仏典にはいろいろな花が登場します。ジャスミンもそのひとつ。 「華の香は 風にさからいては行かず 栴檀せんだんも多伽羅たがらも 茉莉花まつりかもまた然り されど 善きひとの香は 風にさからいつつもゆく 善きひとの徳は すべての方に薫る」(講談...
お祈りが必要な理由
『菩提心論』に書かれています。無上の正しき完全な覚りである、阿耨多羅三藐三菩提あのくたらさんみゃくさんぼだいを求める人に必要なのが、勝義しょうぎ、行願ぎょうがん、三摩地さんまじ。 勝義は最高の智慧、存在とはなにか、一切のものに自性なく、一切...
イメージしてみる3 vajra
金剛杵こんごうしょとか五鈷杵と云います。 魔をやっつける武器、だから、貪り瞋り愚痴慢心怠惰を破るもの。真理の象徴。 とても固くて壊れないので、菩提心の象徴。悟りを求める心、求められる悟りそのものは、堅固で丈夫。 魔を打ち負かしたり、悟りを得...
イメージしてみる2 padma
自分と自心は虚妄ですが、自分以外の現実は事実です。密教では、現実は真実(大日如来)の顕現と考えています。 真実世界では、全ては本来清浄なので、私も清浄。 蓮華が、泥中に生じて、汚れず清らかで美しいように。 『般若心経秘鍵』に、「蓮はちすを観...
イメージしてみる1 candra
「菩提さとりの心を形で観ずるときは月輪」(『菩提心論』) 「我、自心を見るに形月輪の如し」「自心をよくよく観察する精神統一によって、 自分の心臓の上に月輪の姿がみえてくる」(『金剛頂経』) 覚鑁さんの『一期大要秘密集』には、月輪の十徳として...