世の中には多くのルールがあります。
法律や条例、規則、約束事、マナーもそうかな。
これらを守ればスムーズに運び、
守らないと混乱します。
何より、
ルールを守らないのは恥ずかしい。
守らないと信用を失う。
仏道修行者が修める基本に三学があります。
戒学 いましめ
定学 こころをまとめる
慧学 さとり
土台は戒。
これによって心が清らかになり
精神のトレーニングができるようになります。
『三昧耶戒序』に、
「戒に二種あり。一には毗奈耶、これに調伏と翻ず。
二には尸羅、翻じて清涼寂静という」
とあります。
迷いを降伏する vinaya
心が清涼寂静となる śīla
慈悲、智慧、瞑想修行は戒律です。
慈悲は、
他を自己とも思う、優しさと思いやりですが、
これによって悪から離れ、
心が清涼寂静になります。
智慧は、
向上心、道を求めること。
これによって、悪から離れ、
心清涼寂静になります。
瞑想は、
精神集中によって、自他の仕切りを無くすこと。
仏(自分以外、宇宙)と溶け合うこと。
これによって、悪から離れ、
心清涼寂静になります。
これらのルールを守ることによって、
目的地へ到達します。