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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

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本覚と仏性

『菩提心論』の始まりに、 「もし上根上智の人ありて、 外道や二乗の法をねがわず、 あらゆる優れた教えを受け入れる大度量あつて 勇鋭にして惑うことのない、 かかるものは、 初めてこの秘密仏乗を修すべきである」とあります。 上根上智じょうこんじ...
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すべてに真実を観る

布団の中、車や電車の中、お風呂トイレの中、どこでもいつでも、oṃ   a   svāhāオーム ア スヴァーハー(おん あ そわか)を唱えています。阿(a)は大日如来のこと。 密教は、すべては真如から顕現している、という立場で、阿字、大日、...
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光明

菩提心さとりのこころを文字で観ずると阿(a)字。「まず阿字を観じて、 本心の中の一分の明相を発起し、 それを次第に清く明らかにして、 ついには生死を超えた仏智さとりを身につけるのである」と『菩提心論』にあります。 中井龍瑞先生は『密教の一字...
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目的を持ち続けてジャンプする

慈愛に満ちた美しい心に感激する、幸せな気持ちになる。 その気持ちは、いつの間にか消えて、憂い、嘆き、怒り、貪りなどが発生します。心が最も好きな怠惰も現れる。 あらゆるものは変化する、諸行は無常である不変常住永遠なものは無い、という真実からみ...
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大空位に遊歩して

好きな文章のひとつが、『大日経』悉地出現品にある「この身を捨てずして 神境通を逮得し、 大空位に遊歩して、 しかも身秘密を成ず」 今の人生で、思うままに行動できる力を得て、大空の境地において自由にふるまい、しかも仏身を完成する。 大空のよう...
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春紅葉を見る

真雅僧正の言葉、阿字本不生のこと。それは、生命の本源とか真実の自己。 生じるものは滅する生じないものは滅しない、ということ。 あらゆるものは変化して、永久不変固定の実体はありません。すべては、生じては滅しています。では、どこから生じて、どこ...
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真実がそこにある

つねに何かを見て聞いています。見るものと見られるもの聞くものと聞かれるもの見る、聞くのは私の心(感覚器官や認識のしくみ)見られる、聞かれるのはモノ、現実、事実。事実はそこにあるのだから、真実と考えてもよいでしょう。 見る、聞くという主体が妄...
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長所と短所

仏教には、迷い煩悩という短所を取り除いて、苦から解脱する方法と、内在している大日如来という長所を見つけて伸ばし、速疾に悟る、というふたつがあります。 『吽字義』に、密教の長所を伸ばす肯定面が説かれています。「法界(=心)は同一であり多数 多...
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朝の飲み物、朝の呼吸

朝、目が覚めた時,ひと晩発汗しているので、喉が渇いています。 その時に、何を飲むか。陰性なものを飲めば、交感神経が刺激されて活動的になり、陽性なものを飲めば副交感神経が刺激され、リラックスします。水、お茶、すっぱいもの、甘いもの、しょっぱい...
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三割瞑想

瞑想、坐禅で、坐ればいつでもピタッと決まるわけではありません。フラフラしたり、モヤモヤしたり、ぼーっとしたり、ざわざわしたり、そういうことのほうが多い。きちんとできなたな、と思えるのは3割くらい。優秀なバッターと同じと考えれば、素晴らしい。...