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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

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真実が展開する観想

『即身成仏義』には、万物の本体である六大(地水火風空識)が、一切の仏と一切の衆生と一切の国土環境を創造する、とあります。それはどういうことか。『大日経』巻三 悉地出現品第六の偈が引用されています。これはもともと、仏が現れる姿を説いたものです...
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私は何?

凡人の性質は五蘊という、五つの執着する要素(迷いと苦の原因)で作られています。色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五つ。蘊は「集まり」 色はモノ、肉体。受は感覚(見る)想はイメージ(見たものはネコ)行ははからい、心で決めること(ネコはかわいいなあ...
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目の前にある現実が曼荼羅(悟りの境地)

万物の本体は、地・水・火・風・空・識という六つの性質です。大地のような、水のような、火のような・・・。 万物の姿は、イメージ・シンボル・文字・働きという曼荼羅です。 曼荼羅は、すべての徳を備えている、欠けるところがない悟りの境地、という意味...
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災いの原因

『性霊集』第六「天長皇帝、大極殿に於て百僧を屈して零あまごいする願文」には、「三綱弛ゆるび乱れて五常廃すたれ絶ゆるときは、 旱撈飢饉し邦国荒涼せり。 国十善を行い、人五戒を修すれば、 五穀豊穣し万民豊楽なり」 (道徳が衰退し、人民が乱れる時...
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イメージと印象

仏教の目的は転迷開悟、人格の完成。それは、迷う前の自身です。汗やホコリで汚れる前の、買ったばかりの服みたいな。真実界は自性が無いので、空で不垢不浄の印象を、瞑想によって捉えます。 悟りのイメージは、何にも執着していない、何にも染まっていない...
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仏性はどこにあるのか

私とか僕というものは、実体がありません。探してもどこにもない。脳(心)が作った仮のもの、イメージです。 私は無い、のだから、死んだらどうなるか、ということもありません。そもそも無いものが死ぬ、ということはない。 肉体はありますが、生滅します...
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自心中の曼荼羅を観る

脳内には大量の情報があります。AIのように。見たもの聞いたもの感じたものすべてが脳に蓄積されています。それらを処理する過程(プロセス)が意識。でも、大量の情報はあるけれど、脳にはyahooやgoogleのような検索方法がありません。自覚する...
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心の問題が消える時

仏、人間、環境は、すべて、物質と精神の総合形態です。本質的に同じ構造をもっているから、仏=人間=環境と考えます。 物質(モノ、客体、自分以外、構造)+精神(こころ、主体、自分、プロセス)=生命体(いのち)とも考えられます。物質(肉体)が無け...
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世界の姿

万物の本体は六大で、その姿は曼荼羅です。すべてを具足したもの満足しているもの曼荼羅の表現に、いくつかの種類があります。 ・大曼荼羅形の表現。表情、身体つきなどのイメージ・三昧耶さんまや曼荼羅シンボルで表現。坊さんの数珠みたいに。・法曼荼羅微...
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世界とは何か

動物植物鉱物、私も宇宙も、あらゆるものは元素でできています。世界のすべての変化と、生死、病気健康、消化吸収、成長、調理など、すべてのいのちの動き働きは化学反応です。 密教では、あらゆるものは六大縁起していると考えています。六大から生まれてい...