昔のブログ

密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

人みな仏、とはどういうことか

昔々、仏・ブッダとはお釈迦さまのことでした。お釈迦さまは法(ダルマ・真理の教え)を覚ったからブッダ(覚った人)です。 お釈迦さまの後、法そのものをブッダの本体を考えるようになります。それが法身(dharma‐kāya)、宇宙法界そのもの、自...
仏教と密教

十一面観音に見る智慧の表現

仏像の表現は、経典儀軌に説かれています。十一面観音がどのような姿なのかは、いくつかの経典にあり、密教の修法で拝むのは、曼荼羅に表されているような、坐像、十一面、四臂(手が四本) 『密教辞典』(法蔵館)より 頭上の十一面は、正三面が寂像の相。...
仏教と密教

五つの大きな願い

真言宗で唱えるポピュラーなものに五大願(ごだいがん)があります。 衆生無辺誓願度(しゅじょう むへん せいがんど)福智無辺誓願集(ふくち むへん せいがんしゅう)法門無辺誓願学(ほうもん むへん せいがんがく)如来無辺誓願事(にょらい むへ...
精進料理

いつ食べるか、コーフーを

仕事に集中していたり、本を読んだり遊んだりで興に入っている時は、それを中断したくない。調子よく進んでいる時に、お昼だからといって食べたくない。一段落してからがいい。 グルテン粉を蒸したり煮たりして麩に仕上げたコーフー。作りかたはいろいろあり...
仏教と密教

花に集まる

お腹に事情があって粗相をしてしまい、パンツを洗いながら思い出したことがあります。 荻生徂徠の家の飯炊き婆さんが「下谷の祝言寺のお説教にはずいぶん人が参集いたしますが、 こちらの授業には人が来ませんねえ」と言ったら徂徠は、「おうおう、くさい物...
仏教と密教

大地から大空まで

現実にあるこの世界を、真実と考えましょう。その真実には大本のタネがあります。 大地に種を蒔いて、雨が降れば芽を出します。そこには、水と土の縁がある。芽を出せば日の光の縁によって成長し、季節の風によって、二酸化炭素とか窒素とかの大気中の成分の...
精進料理

豆腐味噌漬け

堅めの豆腐をしっかり水切りします。まな板で押す以外に、塩湯に15分くらい通してから絞る、美濃紙にくるんで、更に新聞紙に包んで冷蔵庫でひと晩、など、水切りの方法で味が変わります。 それを味噌に漬けます。夏は比較的陰性な麦みそが合うかもしれない...
仏教と密教

原因に似ていない結果

結果は原因に似ているか、似ていないかのどちらかです。 それを決めるのが縁と条件。 地位や名誉を求めるために、それを求める心を発し、それを得るための努力工夫をする。 そのように、菩提を求めるために、菩提心を発し、菩提の行をします。菩提の行は、...
仏教と密教

元からある智慧、後から得た智慧

眼という器官が、モノを見ることで、それを知り、認識するのが眼識。 同じように、耳識、鼻識、舌識、身識、意識があります。 迷いの立場(凡人)では、それらが知る、認識するものに差別があり、執着があり、その結果、迷います。 悟りの立場では、それら...
精進料理

ごぼうさん

ゴボウには強い陽性(固く地中へ伸びる根)と強い陰性(大きな葉とアク)があります。 なので味が濃い。 ささがきにして、カリカリに焼いたごぼうさん 陰性なアクは火と塩気によって陽性な甘みに替わります。 陰性なものが多くお腹が冷えがちな夏に、ちょ...