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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

仏教と密教

この世界は

密教は、全てに仏性がある、という立場です。「全て」には人はもちろん、動物植物鉱物無機物も含まれる、と考えています。参考:ウイルスと仏性 そして密教には、我即大日我即法界などの言葉があり、全ては真理(大日如来)の顕現である、全ては如来のいのち...
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迷いの大物

それを『菩提心論」では無始の間隔けんきゃくといっています。「始まりの無いくらいの昔から、 衆生と仏とを隔てる微細の迷い(自我)があるがために、 すべてを知る智を身につけることができない」 自心は仏のように虚空のように無限の可能性をもっている...
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みちをもとめる。

このみちは、最勝の智慧。 自分だけの小さな心から、だんだんと広がっていく智慧。 欲望だけの心から、倫理道徳の心、我の宗教心、無我の宗教心と、心が変わる智慧。 『一切経開題』に、「修行の人、すべからく本源を了すべし。 若し本源を了せざれば学法...
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気が散る時はどうするか

もし、精神集中・精神統一できないのなら、イメージしてみましょう。 口から出る息が、すーっとどこまでものびて、宇宙全体に広がります。 その宇宙からの空気が、スーッとやってきて、自分の鼻に息が入り、自心に収まる。 そうして 呼吸の息は宇宙に遍満...
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いざという時のために

『ミリンダ王の問い』からもうひとつ。 修行にどんな意義があるのか、とミリンダ王が尋ねます。苦しみを滅する修行なら、苦しみがやってきてから修行すればよいではないか。苦しみがないのに修行する必要はあるのか。 ナーガセーナ長老が答えます。 時が到...
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ミリンダ王の問いと覚鑁さん

『ミリンダ王の問い』(Milinda Pañha:『ミリンダ王問経』『那先比丘経』)という経典があります。紀元前2世紀ころ、インドにも勢力を広げていたギリシャのミリンダ王と、インド人の比丘ナーガセーナ長老の問答。東西の思想が交流し、読みなが...
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合掌

合掌は、お願いのポーズゴメンゴメン、と謝罪のしぐさ。 元々は敬礼作法。礼拝、挨拶の姿。右手が 仏、智慧(悟り、ゴール、自心を知ったレベル)左手は衆生、禅定(トレーニング、自心を観察する) この両手が合一するのは、仏と衆生融会の姿、すなわち成...
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「この身の脆きこと泡沫のごとく 吾が命の仮なること夢幻のごとし」  (『性霊集』第八 78) 『釈論』に五種の言説が説かれ、その中に夢言説むごんぜつがあります。 『弁顕密二教論』果分可説のところから引きます。「夢の言説とは もと過去に受用し...
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ジャスミン

仏典にはいろいろな花が登場します。ジャスミンもそのひとつ。 「華の香は 風にさからいては行かず 栴檀せんだんも多伽羅たがらも 茉莉花まつりかもまた然り されど 善きひとの香は 風にさからいつつもゆく 善きひとの徳は すべての方に薫る」(講談...
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お祈りが必要な理由

『菩提心論』に書かれています。無上の正しき完全な覚りである、阿耨多羅三藐三菩提あのくたらさんみゃくさんぼだいを求める人に必要なのが、勝義しょうぎ、行願ぎょうがん、三摩地さんまじ。 勝義は最高の智慧、存在とはなにか、一切のものに自性なく、一切...