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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

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密教瞑想法私記1・呼吸法

空腹時、沐浴後、ゆったりと坐ります。舌先を上あごに軽くつけ、唇と歯は、上下合わせる。これによって睡魔と錯覚を避けます。 手は、法界定印、または弥陀定印。手のひらを上に向けることで、筋肉の無用な緊張がとれます。 呼吸の基本は、身体全体、毛穴か...
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仏は智慧として現れる

迷っている人間でも仏性がある、というなら、じゃあ、どうしたらよいのだろうか。迷っている人間であるけれども、自分の細胞ひとつひとつの中に、自分を包む自然社会宇宙の中に、広大無辺な仏の慈悲と智慧があります。自身の生命や創造力、周囲の音色動きなど...
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重要な思想・草木非情成仏の義

『秘蔵記』63に草木非情成仏の義が説かれます。「法身は微細の身にして五大所成なり。 虚空もまた五大所成なり 草木もまた五大所成なり 法身の微細の身は虚空乃至草木まで 一切処に遍ぜざることなし この虚空、この草木即ち法身なり 肉眼において麁色...
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三昧耶戒に生きる 

密教の生き方といえば、三昧耶戒を保つこと、と考えています。 三昧耶戒真言は、oṃ samayas tvaṃオーン サマヤス トヴァン意味は、汝は三昧耶なり。三昧耶とは、もともとは時間のこと。そして、平等の意味があります。仏と自分は本来平等、...
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成仏を妨げるもの

朝起きて、今日は素晴らしい日にしよう、希望に満ちた一日に、と思っても、数時間後には、貪瞋痴疑慢邪見嫉妬で、暗いみじめな気持ちになっている。どうして、素晴らしい、希望の気持ちを維持できないのだろうか。 休暇に旅をして、美しい風景と、おいしい料...
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人間を構成するもの

『般若心経』の冒頭、観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄「観自在菩薩(修行者)が智慧の修行を実践して、 五蘊ごうん(肉体と心)は 固有の本性・実体を持たない空くうであると見極めたので、 あらゆる苦しみと災いを克服した」 この五...
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似ていることが重要

家族のように、同じ環境で同じ食事をしていれば、身体も心も似てきます。流れる血が似ている。 仏と同じ言葉同じ思いになれば、仏に似てくるでしょう。 真言を唱えれば似てきます。同じ言葉を話すから。脳への刺激が同じだから。 合掌など、印を結べば似て...
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呼吸と観察

『十住心論』第八に法華の儀軌経にいわくとして、「法を成就するためには 善知識に親近す 正法を聴聞す 理の如く作意す 法随法行す 奢摩他、毘鉢舎那を修す」とあります。 法の成就は、成菩提、真理の体得。善知識は、導いてくれる友人正法は、真理の教...
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拝む友

刀を持てば切りたくなり、数珠を持てば拝みたくなる。環境は重要です。 何もなくても拝めますが、 月輪の写真と、梵字真言入り秘仏写真(Shingon Picture) マントラカード こういうものに囲まれていると、なんだか安心します。 お布施す...
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二種類の成就法

まず心にふたつの理解があります。1、citta(慮知心)見る、聞く、嗅ぐ、触る、自我、深層意識などの、対称を捉えて思いはからう心2、hṛdaya(肉団心)心臓のこと。八葉の蓮華(心蓮)に例えます。 『大日経疏』4には、これを観ずることにより...